八大龍王のこと

神仏のことが続きますが、今日は八大龍王のことを記してみます。龍のことが盛んに言われているので、そのことに云々ではなくて単純に毎朝夕この小さな社の前を通るので、その石碑に刻んである文言がどうしても惹かれてならなかったから調べてみた結果を述べてみようと思ったのです・・・。

唵嘛呢叭咪吽 と 名古屋市昭和区荒畑に存する 八大龍王神社には記してあります 右から二つ目の咪 は 実物は口偏に 迷 となっていますがワードでは検索は不可能なので上記の文字として考察を進めます。 

どの6文字も口偏が在ります。さて、この口偏! 口偏については大きく二つに説が分かれています。一つは口なので肉体的な口そのものを示すという説

もう一つは白川静氏の「祈り」説です。私は白川先生の説派の一人です。口は象形文字の基を見ると器に水が入っている様を横から見た感じです。口は命の源になる食物を入れるところ・食物は命そのものだから神様からの頂き物が入るところ・言葉は言霊の如くに命に直に結ぶのでそれを発する口はとても大切な器官であり、神様に直に通ずるところ

以上のことから私はこの口偏は神への気持ち=祈りを表す一部だと思うのです。

そうすると6文字全てが神への祈りを表すので真言の一つだと私は思います。

では以下に口偏を外した文言で考察をしていきましょう。

「奄麻尼八米(迷)牛」となります」 奄は「奄美」の「あま」! 「あま」は天とも読むし海とも読む。

大昔の人たちは天と海とは一つに繋がっている、大宇宙の一つだと感じていたに違いない!と思います。 さて、実はこの奄麻尼 全て「あま」と読みます!麻は亜麻とも言います・・・

更に、尼=海女ともなります。そして八は必然的に八大龍王の数の八ですね。

次の口偏に米もこれも不思議に中国語では「お母さん」を表すのです。

そして最後の吽は 実は「阿吽の呼吸」と言われる様に、何も言わずとも全てを互いが知り合っている、という意味での「阿と吽」のラストの吽です。阿に当たるその文字そのものは此処には存しませんが、奄の「あ」がそれに当たると思います。すると此処に6文字で全てを宇宙を表す真言が見えてきましたね。海女さん・尼さん・お母さんどうやら女性の香りがする八大竜神さまですね。そうするとここでも分かってきしたね 竜神さまは観音菩薩さまの守り神さま!!

ですから、観音菩薩さまは女性のお姿をしていらして優しい微笑みを浮かべて導いて下さいますが、厳しい時には本当に厳しくとてもとても強い神通力をお示しに成られます。それは「観音経」を拝読すれば自然に解せられます。 あまにはめいうん とお読みすれば良いのだろうか・・・。

それにしても この日本は やはり 南の島々から大昔に煌めくような豊かな志を有した方々が

沖縄・そして奄美・・鹿児島・・・と渡って来られたのだなぁと感じないではいられません。

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