ご近所こそが大事!

神戸淡路大震災の折にボランティア活動をされていたある団体の代表のお方がこの様に話していらっしゃいました。この事実を今に活かさないとなりませんので記してみます。

あの震災の折に人命救助を中心に多くの方々を救ったのは8割以上が近所の方々同士だった!自衛隊や消防は直ぐには来てはくれません!早くても幸運であれば翌日に来てくださるかもです、早くてもです。ですから近所の皆さんの手助けこそがお互いを救い合うのです。この様なお話を切々と説いていらっしゃいました。死者や負傷者の殆どが家屋の倒壊による生き埋めなので、そこから救い出すには敏速で丁寧でなくてはなりません。

さあ!!その通りですね。

すると 現状はどうでしょうか?皆さんのお住まいでは「町内会」も存在すると思いますが戸建ての方々は当然に会員ではありましょうが、特に「アパート」などにお住まいの方々はこういう組織にはまず入会されないと思います。町内会費だけは定期的に引き落としになっているでしょうけれども。

小父さんは今のこういう状況を速やかに改善していかないとならない!と声高に告げたいです。

例えばですが、災害でとあるアパートが崩壊した!と、それでその建物の中から遺体が発見された!

けれどもそれが何方かも分からない!その建物の中に誰が住んでいるのかを同じ建物に住む者同士でも顔すら見知らぬ状態で一体どの様に把握が出来るのだろうか? 3階には老夫婦が居たとしても、そのことを誰も無関心ならば災害時にそこへ緊急救助に行くことも無いままに終わりです。

昔は町内でそれぞれに夏祭りや季節の行事をしたり地区別に避難訓練をしたり、あるいは町内ごとに大掃除の日が有ったり、あるいはまた学区運動会なども有りました。

最近ではアパート環境が増えてきて元々そこに住んでいる人たちよりも、移住してくる人たちがはるかに多くなっていますね。また夜間の勤務の人も多くなって「騒音理由」で夏休みの朝のラジオ体操すら中止になっている学区が多くなってきていますね。

個人としての諸々の事情があるから強いてのことは言えないのですが、

今のこの「個人主義と地域活動への参加」を速やかに「融合」への活動を起こさないとならないと思います。今はそれこそ大災害が起こった場合には、助け合うことが出来ない環境になっています。

町内の祭りに参加してください

町内の大掃除に協力してください

ということも大切ですが

特にアパート住民などでは 大家さんが中心になって「住民調査」を徹して行い。そうしてアパート内での住民懇親会などの会合を持つことが極めて重要です。昨今は海外からやってくる人たちも多くなっていますから、お互いの付き合いや防犯のためにも必要ですね。小父さんは強くそう思います。

アパートに越してきた人に町内会の「災害救助備品倉庫」など何処に有るのか?

町内会長のお家は? 災害時や火災時の連絡先は?そのような土台が今は何も無い!!全くゼロなのがこの地震大国の日本なのだという不思議な手抜き?が不思議でならないです。

防災用具倉庫には重い物が色々あると思いますが、町内役員は皆んな高齢者だからいざとなったら実際にテキパキと行動が出来るのは若い独身者です!! 彼らをしっかりと活かしてもらうためにも猛省をして即行動を起こして欲しいと切望しています。

このままではいかんです!!

災害大国なのに他人事!おかしな国ですね??

キャンプブームのままであってはならないですね。野外生活を災害の折には活かすようにサバイバル能力を発揮出来るように色々な技を身に着けてお互いに助け合う方向に進んで欲しいものです。

電気もガスも無い。水も無い。食品だって不足します。冬ならば防寒対策!子供や高齢者の皆さんへの対応! 並みの感覚では数日間すら生きていかれない状態になります!!

とある調査の結果ですが、もし万一「東南海地震」が発生したら瓦礫や廃材などの不要物が東北大震災の13倍の量になるとのことです。想像しただけでも!! そういう厳しい環境の下で生きていくにはただただ互いの協力しかないです。一刻も早く近所の皆さんに声掛けをして仲間同士の絆をもう一度見直して進みませんか!!!

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